胃腸を元気にしてくれるクロモジ茶
マタギたちの活力の源にも

島根県隠岐諸島の中ノ島、海土町では、古くからクロモジの枝葉をお茶にして飲んできました。枝を煮出したお茶はきれいなピンク色になり、地元では、「福が来る」と書き、「福来茶(ふくぎちゃ)」として親しまれています。
福来茶は香りがよく、すっきりした中にもまろやかな飲み心地。胃腸にもよい健康茶とされています。ノンカフェインなので、ハーブティー感覚でいただけます。

強くてしなやかなクロモジの枝は、東北地方では雪の上を歩くためのカンジキの素材としても使われました。山岳地帯で狩猟生活を送るマタギたちは、カンジキ作りで余ったクロモジの枝を蒸出し、薬草茶として飲んでいたと言われています。

クロモジ茶は、過酷なマタギの生活を支える大事なアイテムの1つだったのです。